甲府精鋲株式会社
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圧造・転造に関するQ and A

■圧造って何ですか?

金型を用いて金属材料を塑性変形させ、所定の形状に成形する加工方法です。ダイスと呼ばれる受けの金型に材料を挿入しパンチと呼ばれる金型によって押すことで、材料を膨らませる(据込み)、細くする(前方押出し、絞り)、中空にする(後方押出し)などの加工が行えます。材料は、コイル状になった線(ワイヤー)材を使用します。
圧造は、一瞬のうちに材料を変形させていきます。また、機械内で材料切断から仕上げの成形まで次々に連続して行われるため生産性が良く、量産時は1日に少なくとも数万個の生産が可能です。生産する数量が多くなるほど真価を発揮します。
日頃の生活の中で目にする、ねじ部品の大半は製造工程に於いて圧造が用いられています。
常温で加工することを冷間圧造、材料を熱して加工することを熱間圧造と呼びます。弊社は冷間圧造を行っています。
圧造加工機は、ヘッダーやパーツフォーマーといった呼ばれ方もします。
圧造部品の材料


■加工機の写真に1ダイ2ブロー、2ダイ3ブローなどの表記がありますが、何が違うのですか?

簡単に説明しますと、機械に取り付けることの出来る金型の数が違います。
1ダイ2ブローの加工機ならダイスが1つにパンチが2つ、2ダイ3ブローの加工機ならダイスが2つにパンチが3つとなります。
金型の数が多いほど、より複雑な部品に対応出来ますが、製造コストは上がっていきます。
なお、当ホームページでは加工機の種類を1ダイ2ブローや2ダイ3ブローなどと表記していますが、通常は下記表の呼称を用いることが多いです。
機械メーカーの型式を呼称として用いることもあります。
加工機の種類 一般的な呼称 ダイスの数 パンチの数 製品形状 製造コスト
1ダイ2ブロー ダブルヘッダー 1 2 単純




複雑





2ダイ2ブロー ツーツー 2 2
2ダイ3ブロー ツースリー 2 3
4ダイ4ブロー 4段 4 4
5ダイ5ブロー 5段 5 5


■転造って何ですか?

金型の中でブランクを回転させながら、金型の形状にブランクを塑性変形させる加工方法です。
ねじを成形するための加工として用いられています。ローリングとも呼ばれます。
転造加工だけで部品を製造するわけではなく、他の加工(弊社の場合は圧造)で成形されたブランクへの二次加工として用いられます。
ねじ・溝・ローレット・丸先などの成形が行えます。
圧造と同様に日頃の生活の中で目にする、ねじ部品の大半は製造工程に於いて転造が用いられています。
転造の方法にはいくつか種類がありますが、弊社は板状の金型を2枚使用する平ダイス式と呼ばれる方法で加工を行っています。
ねじ 丸先 ローレット


■ねじ部品は、どのようにして造られるのでしょうか?

ダブルヘッダーの場合で簡単に説明させていただきます。
1.材料が機械に入る
2.機械内で材料切断
3.予備成形
4.仕上げ成形(リセスと呼ばれるねじを回す時にドライバーを挿入する部分もこの時成形されます)
5.転造でねじ山を成形


■圧造のメリットとデメリットを教えてもらえませんか?

メリット
加工スピードが速く生産性に優れているため、大量生産に適している。
少ない機械台数で、大量生産に対応することが可能。
材料を削る加工ではないため、材料のカスが出難く、材料をほぼ無駄なく使用出来る。
部品の仕様や数量といった諸条件と圧造の加工条件及び長所が合致すれば、他の加工方法と比べて部品価格を安価に出来る。
成形時の加工硬化や金属の繊維状組織(ファイバーフロー)を切断しないため、強度が上がる。

●デメリット
設備の段取り、調整に手間がかかるため少量の生産に不向き。
金型が必要なので初期費用がかかり、試作に時間がかかる。
材料を変形させられる限界があるため、形状や精度について制約事項が多い。大抵の場合、お客様の図面仕様に対して何らかの変更が必要となる。

なお、圧造加工はNC旋盤などの切削加工と似通った形状の部品を造るため、何かと比較されることが多いです。いくつかの項目について表にまとめてみました。


■圧造で加工してもらうには、どの位の数量が必要ですか?

どのくらいの数量が必要か明確な決まりはありませんし、部品のサイズによっても異なります。
一概には言えませんが経験上、弊社が製造しているようなサイズの小さな部品の場合、1ヶ月あたりの流動数量が50Kpcs位が目安になります。
これよりも数量が多ければ圧造加工の優位性が高まり、逆にこれより少ないと切削加工の優位性が高まります。あくまでも目安なので、この目安に当てはまらないからといって全くお受けしないというわけではありません。
1ヶ月あたりの流動数量が少ない場合は、ご注文をまとめていただくことで1回の生産数量を多くし対応することも可能です。
まずは、どうぞお気軽に弊社までご相談下さい。


■どのような材質を使用していますか?

弊社では、SWCHと呼ばれる冷間圧造用の鉄鋼を最も多く使用しています。
それ以外にもお客様の要求に応じて、耐食性を求めるならステンレス、導電性を求めるなら銅や真鍮、軽量性を求めるならアルミといった具合に様々な種類の材質を使用しております。
ちなみにSWCHは、Steel Wire Cold Headingの略です。略さずに表記すると冷間圧造用の鉄鋼ということが、ご理解いただけるかと思います。


■ナベ小ねじや六角ボルトなど規格品の在庫はありますか?

在庫はございません。弊社は、お客様の図面仕様に基づく所謂特殊品を専門としており、ナベ小ねじや六角ボルトなどの規格品や汎用品は製造していないためです。


■圧造部品のカタログやサイズ表はありますか?

圧造部品に関するカタログやサイズ表は、ご用意しておりません。基本的に特殊品は、一品一様となるためです。
但し、ミニチュアねじ(極小ねじ)については例外で、弊社にて独自に標準化したことにより、当ホームページにサイズ表を掲載しております。



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