タイの日本人家庭のお話   http://www.kohbyo.co.jp/

【メイドさん】 

 タイに家族持ちで出向された方のほとんどは、スクムヴィット
 という通り沿いに住むことになります。
 なぜかと言いますと、ちょうどこのスクムヴィット通りの裏側に
 日本人学校があるからです。 よって、皆さん学校に子供が通
 い安い30分以内に住居を構えるのが一般的です。

 日本人学校は、一人:年25万バーツ(75万円)教材費や送迎
 費を入れますと30万バーツ(90万円)はかかると言うたいへ
 ん高価な学校で御座います。

 ハイ、お話変わりまして、メイドさんのお話、スクムヴィット道路
 沿いのお家庭は通常コンドミニヤムで、このコンドミヤムには、
 「アヤさん」と呼ばれるメイドさんがいらっしゃいます。

 タイ語でメイドさんは「メーバーン」と言いますのでどこから来た
 言葉なのか??不明ですが、アヤさんと言われ続けております。
 このアヤさんは、買い物、食事、掃除と何でもこなすスーパン
 ウーマンさんで、月3000−5000バーツ(9000−15000円)
 働いております。

 よって、日本人家庭の奥様達は、お働きになりません、(日本に
 帰ったらどうするの??)と言う位働きません。
 有り余った時間は、お茶、お花、テニス、日本人会と余念は御座
 いません。この世の春を満喫されます。

 アヤさんは、通常コンドミニヤムの管理会社に所属しています。
 昔は住み込みも御座いましたが、今は通いがトレンドの様です。
 また、日本人が個人的に雇用する場合も御座います。
 帰任の折りには、コンドミヤムの部屋とアヤさんごと引き継ぐの
 が一般的になってきております。

 その昔、Sさんが日本人家庭の小学生と中学生の家庭教師をし
 て家族で、奥様が「自分の生まれ育ち」を気にしておられる方でし
 た。が、、、結構、低所得者のアヤさんを過酷に使っていたの記
 憶がよみがえって来ました。
  
 帰任の際に一番タイを離れたがらないのは、奥様達と聞こえてき
 ます。理由は旦那様達は、日本同様「仕事」に明け暮れています
 ので、働く環境が変わるだけですが、何年間に渡って優雅な
 グータラ生活を送って来た、奥様達には、日本の厳しいメイドさん
 もいない環境が待っているだけなので、難しい現実に迫られる様です。

 旦那様達も、おいしいメイドさんの作る食事に慣れてしまっている
 ので、2重の悲劇が待っていると、帰任者から聞いたことが御座
 います。

 タイは気候がとっても暖かく、食糧自給率も200%というお国柄なも
 んですから、キリギリスの様に生活をしていても、楽しくお過ごしにな
 れますが、日本に帰るとアリさん生活を強いられてしまいますので、
 お察し申しあげます。。。。としかいえません。
 でも帰任が元で離縁されたと言う情報も御座いませんので、日本人
 の奥様達の順応度も大した物だと言えるかもしれません。

 今回は、関連する写真が御座いませんので、Sさんの会社のキャン
 ティーン(食堂)のおばさん。タイ語ではメークルワ(食事を作るおば
 さん)と、Sさんの会社の昼食献立をご紹介致します。

【本日のメニュー】
 手前より。
  1)豚肉とタケノコのスープ。
  2)生野菜サラダ?
  3)魚の煮込み。
  4)デザート(この写真にはありません)
   *手前の背中を見せている女性は、食堂のおばさんの娘さんです。
 
 今回はここまで、まだまだ続きます。