タイの文化(名字)のお話 |
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【タイの名字のお話】 タイはその昔、一般庶民には名字が御座いませんでした。 いつから名字が付くように なったかと言いますと、ラマ5世 時代からとされております。(日本なら明治時代) ラマ5世は、あの有名な映画「大様と私」で、外人の家庭教師 が付いていた王子様でいらっしゃいます。 このラマ5世大王様は、タイの西洋文化を積極的に取り入れ たラマ4世の影響をお受けになった、偉大な大様として今でも タイ人から尊敬の対象に成っている王様でいらっしゃいます。 ラマ5世大王=チュラロンコン大王と呼ばれ、タイの国立大学 の名前にもなっております。 さて、このチュラロンコン大王様が何をしたかと言いますと、 1)奴隷解放(それまでは、タイには奴隷制度御座いました) 2)名字の普及 ちょっとタイ語教室 ・名 : チュー ・姓 : ナムサクン やっと、名字のお話が出てきましたので、 『ちょっとコーヒーブレイク』 知ってました?タイには同じ名字が無い、と言うことを。。。。 当時、名前しか無かったタイ国に名字制度導入、この時に取っ た方針が変わっています。 それは言いますと、「重複する名字登録を認めない」と言う物で した。 お役人様は、各家族の名字が重複しないように名字登 録をしたのでした。 その当時、タイの人口は何名居たか不明ですが、現在6200 万人強と言われております(戸籍がハッキリしない方が今でも 居るので正確な人口数は出てきません) もし、現在の人口の半分=3100万人÷40名(親類家族一同) としても、うんざりする様な気の遠くなる登録です。当時のタイ人の お役人は今と違って有能だった? と、言うことで、タイではもし、名字が同じ場合は「間違いなく同族」 と言うことになります。日本のように、山田さん、中村さん、渡辺さ んと、同姓でも親類では無い と言うとは無いのです。 名字が同じならルーツ(キンタクンテ)の様に自分の系図 を遡れば、 必ず同族?親類と言うことになるのです。 ちょっと、博学が身に付いたところで、次回へ 実物が見たいお方様は、 いらっしゃいませタイランド。 |
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