タイの文化(イスラム犠牲祭)のお話 
           2004年2月吉日

【Sさんイスラム犠牲祭に参加】 

 イスラム教の2台祭りにラマダン(断食)の祭りと、犠牲祭が御座
 います。 Sさん犠牲祭に参加してきました。

 タイの宗教分布(かなり大まかにですが)は仏教徒80%、キリス
 ト教8%、イスラム教8%、その他4%のに区分けする事ができます。

 それでは、タイ・イスラム犠牲祭りのご紹介です。
 朝:08:45から集団ラマート(お祈り)をスラオ(日本語ではモスク)
 で行った後、犠牲祭りは、午後11時から始まりました。

 犠牲祭りの名前の通り、生け贄を捧げ、人々に振り舞う祭りです。
 今回の生け贄は、『牛』雄牛で御座いました。

【犠牲祭の準備】
 準備する物、大鍋(煮て食べるため)、包丁(刃渡り30センチほど)、
 香水(牛にまくため) ヒモ(牛を縛るため)

 『牛の生け贄の仕方』
  1)檻から牛を連れてくる(茶色の雄牛)
  2)引倒して、地面に寝かす。
  3)足を縛る。
  4)お祈りを唱え、香水を牛にまく。
  5)包丁でノドの動脈を切る。
  6)アゴの後ろまで切り裂く。
  7)見事ご昇天し、神に捧げられました。

  以外と儀式はと、簡単なものでした。

 

 こんな牛の茶色版

『ちょっとコーヒーブレイク』
 牛のノドを切る瞬間、動脈から血がピューッッ、、、。ドバーッッッッ。
 と言うイメージでしたが、サムライ映画の様に動脈を切られても血
 は30センチほどしか吹き上がらなかった。
 それもジョロジョロジョロドクドクドクジョロって言う感じ。

 黒沢映画やキルビルのイメージだったが全く違っていたのは驚き。
 驚きの第2段、動脈切られてから、約5分間ほど牛が『ボーボー』と
 泣き続けた事。
 牛は『モーモーと鳴くと思っていたが』、『ボーボーと泣いた』

 それから絶命かと思ったら約7分後(時計は見ませんでしたが)牛
 が立ち上がろうと暴れ、足をバタバタ、その拍子に、切られたノドを
 支点に首が後ろに約直角に折れ絶命に至った。以外とかわいそう
 だとか、気持ち悪いとかの感情は沸き上がらなかった代わりに、
 生命の呆気なさを感じたSさんでした。

 Sさんは、ここまでしか立ち会いませんでしたが、その牛は韓国焼
 き肉として村の人に振る舞われたと言うことです。

 その翌々週には『バンコクで、チョークチャイ・ステーキ』と言うチャー
 ン店でステーキを食べるSさんでした。もちろんタイビーフ(US物は
 注文しなかったのはBSE対策)

 Sさんよりのリポートでした。
   

 いらっしゃいませタイランド