タイの文化(タイ人気質)のお話 2004年4月00日
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【タイ人とは??】 過去Sさんは、お客様から「どの方が一番タイ人らしい顔(代表 的なタイ人顔)をしているか」との質問を受けた経験が御座います。 「どの顔が一番タイ人らしいのだろう。。。」 「タイ人らしいとは。。。。」考えさせられる言葉です。 日本人から見て、韓国人、中国人が微妙に違うと言うことは、 肌で感じられます。 これは島国の日本人と大陸の人の雰囲気の違いで分かりやす いと思うのですが、西洋人の国籍を見分けられない日本人には 同じ東洋人とは言っても、陸続きの国のタイ人種を規定するは 大変難しいと思っています。 ちょっと話はそれますが、Sさんは良くシンガポール人か韓国人 に間違えられます。 「シンガポーリアン?コリアン?」 最後にいつも「ジャパニーズ?」になる傾向が強く感じられます。 Sさんは国際派の様です。 Sさんの会社では、大きく分けて、 1)タイ北部の色白美人系タイ人 2)東北部出身の顔が四角い東北系タイ人 3)黒人より色が黒く髪の毛の縮れている南部系タイ人 4)中国系タイ人 5)どうもインド系の様に思われる系 6)1から4が混じり合い何人?系 が居ますが、中には言葉を話さなければ『日本人と区別の付か ない方』もいらっしゃいます。 代表的なタイ人の顔を求める事は難しい事です。現在のタイの 顔:タクシン首相は、中華系の3代目で、国籍的にはタイ人です が中華系と呼ばれています。 その昔、Sさんの知り合いで真っ黒にゴルフ焼けした▽さんは、 良くタイ人と間違われ 「ポム・マイチャイ・コンタイ」(私はタイ 人ではない)と自分で言っていました。 この方、飛行機の中でもスチュワーデスさんからタイ人と間違 われた経験のある方で、確かに国際派の顔をしておりました。 国籍とは?と考えながら日本へ出張へ行くと変わった目線で 日本人を眺めることができます。 「この人は本当に日本人だろうか?」 「どう見ても日本人に見えないゾ」と言う方も見受けられます。 日本では顔立ちよりよりも日本語の発音がネイティブな方が 日本人との規定がある様に思われます。 タイの国は、カンボジヤ、ラオス、ミヤンマー、マレーシアに接 していますので、密入国者も多く、イミグレ(入国管理官)摘発 時のチェック方法に「タイ国歌」と歌わせるがあるそうです。 確かに確実にタイ人かどうかを判別するには良い方法かも しれません。 いくら言葉を覚えても他国の国歌まで歌える人は少ないと思 われます。 もちろん、日本を除いて、国の人口を明確に言える国は世界 に一つもありません。 タイではIDカード(身分証明書)を16歳以上の人に携帯を義 務づけて居ますが、「親の知識不足、山岳民族のため登録で きなかった、土着化した不法移民等々」のためIDカードを登録 する機会を逸したままタイで大人になってしまったタイ人、外国 人も少なくございません。日本では考えられない常識も一部で はまかり通っているのがタイかもしれません。 こーんな方々を相手にSさんは日々タイの方とご一緒に仕事を させているのですが、、、。 悩みとして人種的な違いを除いても、教育の多寡によっても、 その人格だけでなく顔立すら左右される現実。。。 「この人は同じタイ人か?」感じさせる位、考え方モラルの違っ た方もいらっしゃるのです。 「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば 人は動かじ」 と、故山本五十六さんは仰っておりますが、この言葉は、 Sさんの会社の社長も大好きな言葉です。 しかし、タイでいざ実践となると大変難しい。。タイでは生まれ つきの頭の良し悪しよりも教育の機会の有無よっての開きが 大きい国です。 ウンウン、そうだ!そうだと駐在の方達なら、一度ならず日 常的に経験していることと存じます。 タイ自体が会社組織、サラリーマンをあまり知らない、お父さ んが農家なんて言う家庭の子には、会社組織に慣れさせるだ けでも大変です。「なんで、そんなことするの?言われていない」 「ここまでは言わなくてもやってくれるだろぅ、、は禁物の世 界です」 日本で何となくできていた様な事でも、外国で外人に教え 理解させると言うことは糸筋縄では行きません。 これだけは、日本で日本人に教えていた方々にはなかなか 理解できない事の一つです。 「解りましたか?」「ハーイ」「質問はありますか?」「シーン。。。」 「それでは、やって見て下さい」「ハーイ」でも実行する人は いません。。と、言うよりも言われている内容自体が理解で きない方も一杯いるのです。 確かにできるタイ人も大勢いらっしゃいます。しかしそういう 方々は、Sさんの会社の様な工場でお勤めになることを嫌 います。最近は高学歴かも進みますますその傾向が顕著に なってきている様です。今年のタイGDPは、7%台と言われる ほど好調で、3K(郊外(田舎の)工場の工員)は、 やはり敬遠されます。 Sさん達、駐在員は、いかに異文化とバランスを取りお仕事 して行くか、外国では違った考え方、その土地食べ物に慣 れるかが鍵のようです。 散漫なお話となりましたので、そろそろ今回はおいとまです。 いらっしゃいませタイランド。 |
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