タイの名所(国境の町アランヤプラテート)のお話  
                                     
                                 2004年4月吉日 
【国境の町、アランヤ・プラテート】
 Sさんカンボジアとタイの国境の町『アランヤ・プラテート』
 へ行って来ました。

 Sさんの住んでいるシラチャーから車で東北方向へ約3時間
 半、バンコクからでも車で東に約3時間半の位置にアランヤ・
 プラテートがございます。

 ちなみにバンコクから電車(ディーゼル車)が1日2往復走っ
 ており、片道6時間を要します。



 アランヤ・プラテート駅と駅前広場

 この町は、カンボジアとタイの陸路国境の町で、

  1)外国人のお気軽ビザ延長の町
  2)カジノの町
  3)カンボジア人の市場の町
  
 として有名な町でございます。


【まずは入国から】
 タイのアランヤ・プラテートからカンボジアへは、陸路で国境越
 えができます。
 タイ人は、パスポートがあれば無料(アセアン加盟国だらか)
 外国人は、ビザ代:1000バーツ。
 (日帰りの場合プラス100バーツ(300円)、写真がない場合
 プラス100バーツの罰金。と、通常:1100バーツ(3300円)
 がかかります。

 しかしこれだけではないのです、知らない外国人向けには、
 カンボジア人が、ビザ代1300バーツとふっかけてきます。
 言葉がしゃべらない人は、1500バーツアップ。

 ここで、『おかしいぞ?』と思ったあなた様は賢い、そーなの
 です、カンボジアでバーツが使える。
 両替してくれとも言わない、外貨獲得のためカンボジア政府
 機関へ支払うお金もすべてバーツ。

 タイの入国管理事務所を通り、50メーターほどの橋を渡り、
 カンボジア側でビザ申請、待つこと約15分でビザがもらえます。

 やっと終わったと思うと今度は、『ヘルスチェック』といって、
 成田でもらう黄色い紙をくれます、この紙を受け取るとまた
 『20バーツ』取られます(紙代)と思ってください。 カンボジア
 ではバーツがお好きな様です。

 

 タイ側のイミグレ(入国管理事務所)  タイとカンボジアの国境

  

 カンボジアの国境の門        カンボジアの入国管理事務所

 
 
 カンボジア国境門のアップ      


 
 タイの一番東側国境の看板   国境の橋


 
  カンボジアのパトカー

 タイとカンボジアを結んだ線路は、今は使われておりません。
 線路はカンボジア側で立ち消えになっておりました。。。

 カンボジアの国境では、裕福なタイ人カジノツアーと中国系の
 カジノツアー客、およびバックパッカーと思われる外国人がほ
 とんどで、日本人は見かけませんでした。

【ちょっとコーヒーブレイク】
 Sさん、今回カンボジアの国境を渡り一つ知識が増えました、
 現在、アランヤプラテートと、アンコールワット間を陸路で結ぶ
 ツアーがありました。片道200キロを約3時間で走るそうです、
 日帰りは難しいでしょうが、飛行機便よりは安いのではないか
 と思われます。

 使っていた車はハイエースタイプのワゴン車、タイ側で予約が
 できるそうです。

【そしてカジノ】
 そして、周りを見渡すとカジノ。。。。タイでは賭博行為ができま
 せん(キックボクシング賭けてるけど)
 カンボジアの国境は、お金持ちのタイ人や中国からの観光旅行
 者相手のカジノの町でした。。。
 子供を連れたタイ人の家族連れの方も多く見受けられました。

 掛け金は、スロットルマシーンで10バーツ(30円)チップからで
 した。両換えも不要です、バーツでお支払いで賭け用のチップ
 を受け取れます。

 
 
 カジノの前の門   ホテルとカジノ、日本の国旗も見えます。

 

 これもカジノとタイからの物資を運ぶ人々       
 これもカジノです。カジノが一杯。

 カジノは入場すると、金属探知器のゲートがあり、カメラお断り
 になっておりました。
 そとの肉体労働者系の人と、エアコンの中で仕事をするカジノ
 ディーラーの方々とのギャップを感じるSさんでした。外はいろ
 いろがゴミが捨ててあり、酸っぱい臭いが。。。。
 真夏のこの季節、カジノ中は天国でした。

【カンボジア人の市場の町】
 タイのアランヤ・プラテート側では、1日入国を認めらた、カンボ
 ジア人が市場を開いております。

 売っている品々は、アメリカおよび韓国からカンボジアへの援助
 物資の横流し品でございます。
 
 



 カンボジアの国境から物資を運ぶカンボジア人 アランヤ・
 プラテートの市場正門

 
 
 市場の風景                      

 売られている物は、古着アメリカの有名ブランドも一杯見かけま
 した。日本から古着の買い付けに
 来る方もいるそうな。

 気になるお値段
  ・Tシャツ=30バーツ〜70バーツ(90円から210円)洗った
   きれいな物が売っています。
  ・ジーパン=50バーツから(リーバイスの限定物でも2000円ぐらい)
  ・靴=50〜100バーツ(150ー300円)
    ナイキ等は本物なのか?コピーか?判別不明。。。
  ・革ジャン、皮コート=200ー350バーツ(600〜1050円)
  ・鞄=新品のノースフェース等のリックコピーが200バーツ(600
    円)で売ってました。
   **同じ物をバンコクで買うと約2−3倍になります。

 Sさんびっくりしました。古着が安いのは何となく分かりましたが、
 革ジャン、皮のコートが安いののにはびっくり、ほとんど新品同
 様の品物が1000円以下で帰るのです。。。
 実は、Sさん先月日本へ出張した際に革ジャンを買いました。。。
 。大損。。。。

 その他、雑貨、工具、新品の物等々、いろいろあります。
 はっきり言ってバンコクのチャットゥ
 チャック・サンデーマーケット公園よりおもしろい。
 ワシントン条約に違反する動物は見かけませんでしたが、リク
 エストを言うと裏から持ってきていただけるとの事でした。

【最後にSさんの購入品のご紹介】 
 
 1)革ジャン(クロのブルゾンタイプ)=200バーツ(600円)これ
   は中古。
 2)革ジャン(茶色アビレックスのB1タイプ)=350バーツ(1050
   円)1カ所傷があったが新品の様だ。
    日本で買うと。。。。3−4万は。。。古着でも。。。。1万近くは。。。。
 3)イギリス軍のウールセーター=75バーツ(225円)これはスン
   ゴク得した気分になった。 日本で買うと。。。1−2万円。。。。
 4)アメリカのプロバスケットリーグの指定Tシャツ=50バーツ
   (150円)
 5)アメリカのアメフト協会認定のTシャツ=70バーツ(210円
   新品と思われる様に見える)
 6)皮ウエストバック=110バーツ(330円)新品。
 7)ノースフェースのザック=400バーツ(1200円、新品最新
   作と思われる)後日同じタイプの本物をパタヤで見たが、
   1600バーツ(4800円)であった。

 タイにいらした時は、アランヤ・プラテート巡りもお勧めです。 
 ただし暑さ対策が必要です。
 市場には、貸し自転車も準備されています。市場の大きさは約
 800メートル×400メートルぐらいです。
 歩いてじっくり回ると、3−4時間はかかるでしょう。値段交渉を
 しながら回ると1日仕事です。。。
 Sさんはこの市場だけで、約4時間いました。


 いらっしゃいませタイランド