タイの文化(結婚について)のお話    
                             2004年4月吉日 
【タイ人の結婚観】
 今回は、タイ人の結婚観とは?家族に対する責任とは?という
 少し重い内容をSさんの主観、独断でご紹介申し上げます。

【中流階級の結婚】

 中流階級と言う言葉は少し語弊があるかもしれませんが、タイ
 人の普通の家庭同士の男女がお付き合い(デート)をする場合、
 必ずと言って良いほど『お目付』が漏れなく付いてきます。
 タイ人の娘さんを持っている家庭はガードがとっても堅いです。

 そこはそれ、イタリヤ人か、タイ人かと言うほど、タイ人の男性
 は目にした女性を軟派?お誘い?申し上げるのがお好きな民
 族ですですので、あの手この手のと、好きになった女性を口説
 きます。しかしタイ人の女性は基本的に『結婚前提』をもっての
 お付き合いを考えているので、婚前交渉などは当然もっての他
 の世界です。

 そこで、タイ人男性は、目的達成のためには手段は選びません
 から、結婚し目的を遂げます。

 しかし、短期間でまた他の女性が目に入ったり、子供ができて
 めんどくさくなったりして、『離婚・女を追っかけて行方不明』に良
 くなります。この原因によってタイの離婚率が高いとSさんは分
 析しております。

 また、男性側の追い風として、タイには『婚姻届を出す習慣が薄
 い事』『男性が妾を持つ事』を容認する風習が根底に流れてい
 ますので、男性は新しい女性を見つけるとフラフラ居なくなります。
 まるで発情期にメス猫を追いかけて行方不明になるオス猫の様
 でございます。

 よって、『せっかく結婚したのに。。。子供もいるのに。。。
 旦那さんが居ない』母子家庭が、
 多いのは、ご説明申し上げてきました理由によるものでござい
 ます。


【下層階級の結婚】
 これが、底辺を司る階級に属する家庭の方は、タイの義務教育
 =小学校6年生=13歳から社会にでるため、従いまして結婚も
 早く、当然離婚も早く、再婚も早くなっております。

 もちろん婚姻届など出す人の方が少数派ですので、男性側には
 ×1、×2の履歴も残りません。残っているのは、女性側のお子
 さまだけとなります。

【上流階級の結婚】

 これに対して、タイでも上流階級(爵位持ち)といわれる家庭の
 場合は、他の階級と交わる機会が全くございませんので、本人
 の恋愛もさることながら、お家柄同士の結婚となる世界となるの
 でございます。
 
 タイの世界は、約3分割されており、比較的3世界が交わる事
 なく住み分けております。
 当然、日本人がよく目にするタイ人、『タイ人とは』と語られる階
 級は、中流階級の下の方か下層階級(差別語でしょうか?)の
 方々を以てタイ人観をお話になるので、、、かなりのギャップが
 生まれるのです。会社のワーカークラスやカラオケ屋のおねー
 ちゃんクラスでタイ人論をしてはいけません。

 だんだんお話がそれて参りましたので、今回はここで筆?キー
 ボード?を置きます。

 最後に、この報告以外に約1/2の確率で幸せな結婚生活を営
 んでいるご家庭も多数いらっしゃることは言うまでもございません。

 いずれにせよ、上記の見解はSさんの主観によるものですのが、
 タイ人を語るときのご参考にお願い申し上げます。
 

 いらっしゃいませタイランド