タイの文化(屋台)のお話(その65)    
                                  2004年10月吉日 
【タイの屋台】

 テレビ等で紹介されて有名なタイの屋台ですが、現在は屋台を
 営業できる場所がかなり限定されて来ています。特にバンコクで
 は、アセアン会議以降厳しく場所と曜日が限定され、勝手な営業
 が認められなくなって来ている状況です。

 この影響は、地方にもだんだんと進んで来ています。Sさんが住
 んでいるチョンブリ県も同様です。
 最近では、屋台が営業できるのは、日本の縁日的傾向が強まり、
 金、土、日の週間末に役所が管理している広場を解放(しかし安
 い所場代は取ります)して屋台村や市場の営業をさせています。

 下の写真はちょうど金曜日にチョンブリの裁判所前の広場を解放
 してのタラート・ナットです。
 『タラート・ナットとはタイ語で=約束した日の市場の意味=縁日』
 
 

  裁判所と道を挟んで屋台の市場。

  

 うどん屋、蒸した鶏肉とご飯屋、そのいっぱい、お持ち帰りもでき
 ます、1食20−30バーツ。 円ベースでは(60−90円)です。
 Sさんが写真を撮った時間は、夕方5時半頃でしたので、また早く
 お客さんはこれから来る時間帯になります。
 
 日本では裁判所の前に市場が立つ何て言うのは考えられませんが、
 やっぱりタイのお役人の方が頭が柔軟なのでしょうか。このエリア
 は食事用の屋台で、道1本を隔てて洋服や雑貨を売る市場に
 なっております。

 

 チョンブリ県で有名な『競水牛=水牛の競争』の宣伝看板と、古い
 荷馬車を利用したアンティークのテーブルセット。
 
 また、この屋台村の反対側は、体育館、遊歩道、公園、チョンブリ
 港となっており、同じく一般にも解放されています。

  
 
 後ろは、漁師さんの家(普通の人は購入できません)とこれから
 出漁する船(何の釣り船か不明です(^_^;)
 
  いらっしゃいませ、チョンブリへ。

       つづく。