【エメラルド寺院はバンコクで一番の観光名所】
今回はエメラルド寺院のお話です。バンコクの観光名所と言えば
一番に上げられるのはエメラルド寺院ですね。Sさん17年ぶりに
ワット・プラケーオ(エメラルド寺院)訪れて見ました。
今回はSさんのオリジナル体験から。。
仏塔を守るヤック(鬼)さん達もカラフルです。ガラスをはめ込んだ
タイル張り。
入場料は外国人250バーツ(約680円)、タイ人は無料です。
その昔、Sさんが20台の頃に行った時には100バーツ、でしたが、
物価と月日を考えればこんな物でしょう。
また外国人は入場時に各国語に訳されたガイドブックがいただけ
ますので、納得のお値段です。
さて、入場に当たっては、半ズボン、サンダル履きは、男女とも禁止、
でも無料の貸し服屋が設置されていますので、迂闊にも軽装で来
てしまった方も大丈夫、入場できる様になっております。
お寺を守るヤック(鬼です)
【エメラルド寺院の由来】
エメラルド寺院は1782年にラマ1世によって建造されました。
エメラルド寺院の秘密?1:本尊はエメラルド製では無い。
本尊の仏像はエメラルドと誤解するかもしれませんがエメラルド色
の翡翠(ヒスイ)で出来ています。
大きさは66センチ、幅48.3センチ言われ、この大きさと言い、
歴史的プレミアムと言い、以前ご紹介しました第318話の黄金5トン
仏と対になるタイのお宝様です。
タイランドをやめて「トレジャーランド」に改名もEかも知れない。
この仏像は夏期、雨期、乾期によって衣替えもする事で有名です。
この仏像、元はチェンライのお寺に安置されいたそうな。
ちなみにこのエメラルド寺院に併設されている王宮(昔は入れたが
今は入れなくなった)は、現在のラッタナコーシン王朝(バンコク王朝)
のチャクリー王(ラマ一世)が住居と定め今に至っているそうです。
だから、ミュージカル「王様と私」はここが舞台になったの言った方
が身近かも知れません。
現王様はここから数キロ離れた所に住んでおり、王宮と言っても
住居者不在です。
これが王宮の一部。。
Sさんが見学に行った時には、シーパトゥム大学の日本語学科
の学生が大勢いました。
エメラルド寺院について、日本人向けのガイド集の作成が宿題で
あったそうです。見目良い娘さん達がいっぱいいて、、、日本人へ
のアンケート等もしていて、、、Sさんうれしかった。
それからエメラルド寺院の秘密その2:エメラルド寺院にはアンコー
ルワットがある。
ラマ4世が本物のアンコールワットを見た感動が忘れられず、寺院
内にアンコールワットの完全模型を作らせた。。我が儘なのか?
それとも後生に、アンコールワットのオリジナルを伝えたかったのか?
いずれにせよ、名所の一つになっているのです。
オリジナルのアンコールワットを見るならタイです。
【エメラルド仏の出生の秘密】
これがエメラルド仏だぁ。
本当は撮影禁止なんだけど。。。ご免なさい。
なんでもこの翡翠のエメラルド仏、紀元前43年にインドで作られたそうな。
そして300年の後、戦争を避けるために信徒が、セイロン(今のスリランカ)
へ渡ったそうな。それから何故かアンコール(カンボジア)に渡り、アユタヤ
(タイ中部)経由でチェンライ(タイ北部)へ、ここからは歴史的にハッキリし
ていて、盗難防止石灰を塗って(黄金仏のお話に似ている。。)安置された
のだがぁ、1434年お寺に雷が落ちて、化けの皮?漆喰が剥がれて、翡翠
仏と判明し、チャンマイ王(タイ北部)に献上となったのが、仏像を乗せ象が、
ランパーンへ向かう、王様はそれも仏様のお導きと、ランパーンのお寺へ
安置された。
その後、またまたチェンマイで2回?の引っ越し、チェンライにも行った、
それからラオスのビエンチャン(たぶん戦争に負けた)へ1778年にターク
シン王がラオスを制圧、トンブリのワットアルン(暁の寺)へ安置、
それからトンブリ王朝が滅んで、ワット・ポー(寝仏寺)を経て1784年に
やっと今のエメラルド寺院(ワット・プラケーオ)を最終?転居地と選ん
だそうな。。
暁の寺:ワット・アルン
寝仏寺:ワット・ポー
ワット・アルンは、ワット・ポーとジャオプラヤー側を挟んで線対称、
ワット・ポーは、ワット・プラケオのお隣。
この仏様、と言うことでナント2050年をかけて合計:12回以上(たぶん)
のギネス物の引っ越しチャンピオン仏としても、有名なそうな。。。。
何とも気の長いお引っ越しのお話ですが、エメラルド仏に合掌。
【ワット・プラケーオ:ギャラリー】
それではランダムにエメラルド寺院の写真をご紹介です。
寺院内の衛兵、隣の外人の方が強そう。
お寺に牛が!ヒンズー系もOKなんですね。
壁画はラーマヤナ物語で100メートル近く続きます。
タイのお寺は、キンキラ金です。日本の渋めとは大違い。
いらっしゃいませタイランド。
|