タイの文化(田舎の結婚式)のお話                  
           2008年5月吉日 
【結婚式】
 タイでは結婚式の事をピティー・ガーン・テンガーンと言います。
 都心部では、婚姻の儀式を自宅でして、披露宴をホテルで行う方が
 一般的ですが、田舎では自宅で、婚姻の儀式から披露宴までを自
 宅で行うことが一般的でございます。

 さてこの度、Sさんの部下Mさんがが目出度く結婚の運びとなり、
 その写真を元にタイの田舎の結婚式風景をご紹介申し上げます。
 場所はウッタラディット県(タイ北部:美人の産地で有名な県です)

 

 結婚式の場所は、彼女の自宅。。花や結納品、贈り物を持った村
 人が行進。。

 

 届けられた結納品にまずは合唱。



 新郎から新婦のご両親へ結納品を渡します。 結納品は、お金が
 20万バーツ(約65万円)、金(ネックレス、ブレスレッド、指は)が
 4バーツ(約17万円)  まぁ一般的な相場です。



 それから坊さんの入場、仏式結婚式です。

 

 お祈りをあげてから、新郎新婦を祝福します、下の新婦が頭に被って
 いるのは、お祈りを捧げた糸です。

 この糸は、お坊さん全員のが持ち、糸の輪を新婦の頭の上に載せて
 お祈りを捧げます。



 お祈りが終わったお坊さんへ食事を喜捨お坊さんは食事をして贈り物
 (袈裟等のお坊さんセット)を頂いてお寺へ。。  

 その後、結納品を新郎から新婦へ渡します。

 

 結納品を身につけた新郎新婦は、下の幕の前へ移動し、訪問客から
 両手に水をそそがれ(ロット・ナーム)祝福を受けます。

 
 
 新郎新婦は、ロット・ナームを受けやすくするために合わせた両手
 を水受けの前に出します。

 この時、新郎新婦は、頭に被った糸によってつながっています。
 この糸は最後に切り分けて訪問客の手首に結わかれます。

 

 そして披露宴、新郎新婦の各テーブルへの挨拶。

 最後に初夜の儀式。親族でベッドの前でお祈りをあげ、欄の花びら
 を蒔いた上に新郎新婦が寝ます。

 

 当然そのままでは寝る事ができませんので、花びらを新郎新婦が
 片付けます、これが結婚後初めての共同作業。

 

 花びら回収完了、後は初夜を待つだけ、ご結婚おめでとうございました。

 今回のご紹介で顔写真を見せずに紹介するのが大変でした。
 田舎の結婚式でした。M夫人は今週から職場復帰、たまったお仕事
 をこなしております。  末永くお幸せに(*^_^*)


  いらっしゃいませタイランド。