タイの文化(出家と免許)のお話 2010年5月吉日 |
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【ちょっとコーヒーブレイク】 タイでは成人男子は両親に福を積むために出家する風習がある、 都市部ではだいぶ廃れてきている文化であるが地方出身者には 今なお引き継がれている。 一般的には20歳の時、結婚を控えた場合、両親や親類が死亡し た時等に出家するのが一般的である、 それ以外には不幸続きと か悪いことが重なった時に自分の徳を高めるために出家する人も いる。 出家期間は一般的に5日〜3ヶ月間と幅もあります。会社としては 従業員への福利厚生として、3年以上の在籍社員には1ヶ月間の 出家を認めている。 前置きが長くなりましたが、この度・・・結婚でもなく(既婚者)、両親 も健在、周りに不幸もない無いのに1ヶ月間も出家するスタッフ、 こそっと出家することも無く、堂々(お金を下さい)と出家式の案内状 までご丁寧に持ってきたので、ご紹介です。 ほぼはがき台の案内状 案内状の封筒をもたっら・・・社員の功徳を積む行為に水を差すわけ にも行かず、最低1000バーツはお祝い金をいただいた封筒に入れ て返却が一般的な風習です。 もちろん出家式に参加する場合はそ の封筒を持って行きます。 ちなみにもらった方は「コップンク・ラップ=ありがとう」とは言ってくれ ますが、恐縮さも無く、もらって当然の顔をしています。 今回出家する社員はスコータイ県(出身県)で出家する、スコータイは Sさんの住むチョンブリ県からは約600キロほどの距離・・・半分迷惑 な・・・半分は良い社員になって戻って来いよと・・・・封筒にお金を入れ て渡しました。 海外勤務には冠婚葬祭、風習には理解が不可欠です。 出家は、白い服を着てお寺へ行進して行くところから始まります、その 風景が案内状の右下に描かれています。 白い服はお釈迦様が白ヘビも仏教に帰依すれば悟りを開けると言う 逸話から、人も白い服を着てナーク(白ヘビ)に成ってお寺に行くのです。 女性の場合、お坊さんには成れないので、白い僧衣のままお寺で修 行を積みます。 【5月5日はこどもの日、タイでは戴冠記念日】 日本では5月5日はこどもの日でお休み、タイはプミポン・アドゥンヤデー 国王の戴冠記念日で祭日で役所や銀行もお休みです。 (Sさんの会社 はお仕事で〜す) 5月:日本の東京では八重さくらがまだ咲いている。 お人形の吉徳 王様は1927年(昭和2年12月5日生まれ:82歳)にアメリカのマサセー セッチュ州ケンブリッジで生まれました。 1934年(7歳)−1952年(25歳)はスイスに滞在、1946年(19歳)で 即位し1950年(23歳)の時に戴冠式をしてますので、今年は戴冠式60 周年、記念の100バーツ札も近々発行されるそうです。 王様の外国語での演説は聴いた事がございませんが、きっと英語とドイ ツ語は堪能なのではないかとおもわれます。 【ちょっとコーヒーブレイク】 タイの政治に興味のある方に、 お友達のギル教授から 「来月(5月20日)「アジア記者クラブ」で話をすることになりました。こちら の方は少し時間があるので、少し詳しい話もできるのではないかと思います。 http://apc.cup.com/ 」 日本で聞けるタイの政治、入場料も自己申告で生活苦と言えば1000円 で聴講できます(*^_^*)お勧めです。 【ちょっとコーヒーブレイク】 |
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