タイの文化(福祉活動)のお話                                                                 2014年5吉日 
【ちょっとコーヒーブレイク】
 帰宅時の夜間自転車を始めて6年と5ヶ月で、ついに
 1万キロ走行の目標達成です。
 (^O^)、当初は3年で達成(^_^;)のはずでしたが、母指
 球を痛めたり、お仕事で点や湾や(ちょっと誤変換)の
 時期があったり、足の骨が折れちゃったり、サボり過
 ぎてやる気が出なくなったり・・・でも(*^_^*)継続してき
 て良かったなぁと。 プチ達成感(*^_^*)

 何もしなければ1万キロ走行のカロリー消費は無かっ
 ただろうし、心肺能力も向上?維持(?_?)もしたのだろう、
 思い起こせば自転車中に街犬に噛まれたのは9,930
 キロの時でしたぁ(>_<)。 さぁ新たな目標2万キロへ
 (*^_^*)、さて何年かかるかな(?_?)

 そして永遠の目標(?_?)ダイエット中のSさん!!何故
 か増量中(-_-)5月タイは果物の美味しい(^O^)季節です。

【ちょっとコーヒーブレイク】
 チョンブリ県自閉症保護者の会センターの活動につい
 て、(公財)日本障害者リハビリテーション協会の発行
 紙ノーマライゼーション: 2013年12月号に掲載され
 たチョンブリ県自閉症保護者の会センターの活動記事
 について、センターから最近のデータと合わせてご投
 稿がございましたので、その抜粋文からご紹介です。
 (*^_^*)

 「私はアラヤ○○○、チョンブリ県自閉症保護者の会と
 チョンブリ県自閉症保護者の会センターの代表を務め
 ています。

 息子は、自閉症と両耳重度難聴の重複障害者です。
 感情障害もあり、話す聞く等の簡単なコミニュケーション
 も難しく育児は大変困難でした。 子育ては障害児を持
 つ保護者同士で相談したり、問題や経験の情報交換や
 共有をして乗り越えてきました。
 この様な状況は、 障害児を抱えるどのご家庭も同じだ
 と思います。

 私達の家庭の場合は、小学校の時には聾唖学校に自
 閉症児の受け入れ実績がないことから個人的に先生
 を雇用する事を条件に受け入れて戴きました。 しかし
 中学校からは近くに自閉児を受け入れてくれる学校も
 教育機関も無かった事から、30キロ離れた障害者のた
 めの職業訓練学校を持つ財団や、自宅から140キロも
 離れたバンコクの自閉症財団に何とか1年間努力しな
 がら通いましたが、経済的にも、体力的にも限界を感じ、
 通学を諦めた経緯がございます。 

 タイにも障害者の為の学校や施設はあります、しかしそ
 の数は十分ではなく修学したくても出来ない障害児が数
 多く居ます。 現在チョンブリ県自閉症保護者の会に登録
 して居る自閉症児142名も受け入れ先の無い子供達です。

 教育の機会を与えたいと思っても受け入れてくれる施設
 がない事で、未来への希望を失うことは少なくありません。
 友人を含めた他の家庭も同じ問題を抱えている状況から、
 通える範囲内に障害児の受け入れ施設を作ろうと、セン
 ター設立を決意しました。  (中略)



 センター建物     役所施設を借りて新年会から

 センターの方針は、学校を含めて支援サービスや受け入
 れてくれる施設期間が無く、自閉症児と発達障害を持つ
 経済的に恵まれない家庭の子供を優先することとしました。 
 子供が自分の力で最大限に生活出来る様に生活スキル
 の向上と、保護者が自閉症の子供の様々な問題に対応
 出来るような検収指導や支援を行うことにしました。

 費用は無償とし、2012年4月1日にセンターをオープン
 しました、当初センターはチョンブリ県シラチャー郡に約
 30平方メートルの建物を借りてスタートしましたが、子
 供が増えたので、2013年4月に同県内のアンシラー
 郡に120平方メートルの建物を借りて移転し、現在に
 至っています。 首都バンコクからは130キロの程の
 場所です。

 センターは私立ですが、費用は無償のため、保護者に
 は組織や運営に携わってもらっています。公的機関へ
 の登録と今後の支援をいただくためにISOも取得しました。
 活動日は月曜日から金曜日までの朝9時から午後3時ま
 でです。

 受け入れに当たっては子供の障害内容の認知と能力レ
 ベルを査定した上で、子供と保護者に相応しい研修や
 指導方針の設定をして居ます。

 支援サービスの内容
 1.日常生活に必要な最低限のスキルの開発。 例え
   ばコミニュケーション、食事、筋力の
   向上、社会的モラルの理解等。
 2.仕事に相応しいスキルの開発。 例えば、調理、
   チーム作業等。
 3,社会活動の準備、例えば、お金の使い方、買い物と
   お釣りのもらい方、命令指示の聴き方、礼儀とマナー。



 グループ運動教室、茶色の方は病院からのボランティア 
 マッサージ教室、このピンクの方も外部ボランティア。 

 センターでは、日常生活におけるスキルの開発、教育指導
 や教育方法の開発、各種リハビリ、海外教室、テコンドー教
 室を開いています。 それ以外に野外活動として毎週水曜
 日の乗馬セラピーと、2013年10月からスタートした毎週
 木曜日の水牛セラピー、年間行事として果樹園等への遠足、
 軍施設でのキャンプ、センター内で製作したグッズの販売
 等を複数回行っています。

 ちょっとタイ語教室
 福祉 : サワディガーン
 私立センター : スーン・エーガチョン
 保護者 : プー・ボックロン
 自閉症 : オティスティック
 ボランティア : アーサー・サマック
 身体障害者 : ペンコン・ピガーン
 乗馬セラピー: バンバッ・キーマー
 水牛セラピー: バンバッ・キーグラブー
 リハビリ : ガンヤパープ
 笑顔(*^_^*) : イム・イェム・ジェンサイ
 


 絵画教室、リハビリテーション運動療法、テコンドー教室は、
 外部ボランティアの協力を得ています。 乗馬セラピー、
 水牛セラピー等の野外活動はタイ国軍の基地施設の無料
 サポートによって成り立っています。 特に水曜日のチョン
 ブリ軍施設内での乗馬セラピーは、児童や、保護者共にリ
 フレッシュできる人気のイベント行事として定着しています。



 動物の癒やし効果は凄いんです。

 現在センターに登録して居る子どもは4歳から23歳までの
 47名ですが、今も増加中です。 
 しかし毎日通って来る児童は20名前後と半数に留まって
 います。 多くが収入の少ない貧しい家庭であること、障害
 を持つ子どもが理由で離婚した家庭が多いこと、家が遠く
 通学費が負担であること、保護者が同行でないと通学する
 事が出来ないこと、子どもに教育の機会を与えたくても生活
 のために仕事を優先しなければならない等が主な理由です。

 センターでは運営費用に充てるため、子ども達の手造りグッ
 ズをイベント等で販売しています。
 ハンドバッグや防止、ワイヤーワークス(アルミ線を曲げて
 車やバイク等を作った物)やキーホルダー等の販売と液体
 洗剤の製造販売です。 この収益の一部は保護者と児童
 に還元しています。



 また行事によっては、県や国に申請し、予算の援助や各
 企業からの寄付も戴いて活動しています。 2013年1月
 には、日本の(公財)損保ジャパン記念財団から、各養護
 学校とセンターの合同乗馬セラピー活動に対して、海外
 助成金を戴くこともできました。 しかし充分に活動が賄え
 る状況ではありません。 

 (*現在センターの運営費は月12万円ほど掛かって居る
 そうです。)



 現在、シリキット王妃の水牛セラピープロジェクトで、チョン
 ブリ県軍内施設内への移転の案件を戴いています。
 私立から国のプロジェクトに参加出来ることは大変ありが
 たいことです。
 しかし昨年4月に転居したばかりで、保護者の通学費の
 負担が更に大きく成るので、センターの過半数の保護者
 から反対があります。 長期的に見ると大変好条件のお
 話ですが、回答を保留している状況です。 通学支援が
 目下の大きな課題の一つです。

 (*シリキット王妃は、プミポン・アドゥンヤデート王の奥
 方様です。)

 タイでは、養護学校や施設、各障害者団体、役所、病院
 などの連携や情報の共有が無いのでネットワーク作りも
 今後の課題です。

 将来的には、センターで障害児のショートステイや保護者
 が生活の糧を優先できる様に、子どもの長期預かりがで
 きる環境を整えていきたいと考えています。

 タイ全国で、自閉症のセンターは20カ所と言われていま
 す。 私達のセンターは設立して2年弱(現在3年)ですが、
 センター活動が認められ、光栄にも2013年8月、ウボン
 ラット王女様より、表彰状が授与され、テレビの皇室ニュ
 ースでも放映されました。 同王女様のご子息は障害者
 でプーケット島での津波事件で亡くなられた経緯もあり、
 福祉に積極的な王女様です。



 (*ウボンラット王女は、プミポンアドゥンヤデート王の長女
 です。 私立のセンターで無償はタイでも非常に珍しいの
 で表彰された理由の一つだと思います)

 今後ともセンターは、障害者とその保護者の支援を継続し
 ていきます。タイにお越しの際は是非とも当センターのご
 見学を御願い申し上げます。

 センターとの協力支援機関
 1.チョンブリ県国立病院:身体障害者の認定、知識の共
   有と障害者センターへの紹介、
   スキルアップのリハビリ奨励。
 2.ブラパー国立大学所属病院
 3.チョンブリ県社会開発局:各活動や行事への予算支給、
   チョンブリ県身体障害者の生活開発促進の小委員会
   との連携。
 4.全国保険事務局: 各活動や行事への予算支給。
 5.チョンブリ県厚生局

 ご投稿どうもありがとうございました。m(_ _)m
 頑張るセンターにエールです。(*^_^*)

 タイの場合、役所−各種学校−病院等をつなぐネットワー
 ク網が薄いとされていますが、このセンターでは、ネット
 ワークを活用した連携が出来て居る数少ないセンターです。

 ちょっと自閉症とセンター
 自閉症は脳の機能障害が原因で、社会や人とのコミニュ
 ケーションが上手く出来ないの
 先天性の障害で、その困難さは生涯に渡って続く発達障害
 です。

 重度軽度はありますが、多くの子どもは人と目を合わすことが
 出来ない、話すことが出来ない、お金が使えない、色々なこと
 が我慢が出来ない、着替え等の簡単のことも出来ない
 児童も居ます、その上に何らかの運動機能障害や感情障害
 を抱えているため一人で生活することは難しく要介護の障害
 です。 色々なことに拘りを持つケースが多いことも最近知
 られて来ました。

 本人も大変でしょうが、保護者は忍耐、障害と向き合うため
 の特性を見極める知識、それを
 実行にうつすための接し方と愛情、そしてすり減らないため
 のリフレッシュ(*^_^*)と最後に体力が必要です。 センター
 では子どものケアだけで無く、保護者に教育を与える場にも 
 なっています。 

 そしてタイは助け合いの精神が強いお国柄もあって、色々な
 人から支援を戴き現在月に4万バーツかかっているセンター
 活動経費も、なんとかまないながら継続出来て居るそうです。

 頑張っているセンターと保護者達がいます。 頑張るセンター
 にエールです。(*^_^*)


 いらっしゃいませタイランド