チョンブリ県自閉症センターの活動から
 身障者スポーツトレーナー認定の
お話
 
  2016年6月吉日 
【ちょっとコーヒーブレイク】
 自閉症とは、人とコミニュケーションを取るのが苦手
 な先天性の脳の障害ですので治ることはございません。 

 現在センターに登録されている50名を越える自閉
 症児、発達障害児、ダウン症児が居ますが、介護
 無しで生活出来る児童は一人もいません。

 このセンターに通う児童は、言語の発達遅れを含め
 て知的障害を伴っている子供達です。
 学習障害(LD)、注意欠如多動性障害(ADHD)

 最近日本でも認知されてきている自閉症に、発達障害、
 アスペルガー症候群(ASD)がございます。

 知的障害を伴わないアスペルガー症候群なら、日本
 でも100名に1人の割合でいるそうですが、本人や
 家族が認知している方は少数派。

 40年ほど前は2−3000人に一人と言われていた
 そうです。

 よく言われる 「空気が読めない」「人の気持ちがわ
 からない」「超自己中」「拘りが強すぎる」 「取りあえ
 ずやる」 の取りあえずが解らないとか等が、症状
 の一つと言われています。

 本人も「人とのコミニュケーションが悪いなぁと自覚
 している方」も多いですが、本人も家族も知らない
 ままに成人し性格上社会に溶け込めないと判断さ
 れる場合が多い様です。

 おかしい人ではなく、先天的に脳に障害があると言
 うこと、この様な障害が存在すると言うことを社会に
 まず認知してもらうことが重要なことだと思っています。



 6月7−8日に障害者スポーツのトレーニングコーチのセミナーがあり、
 センター長と先生役の保護者1名が受講し、認定書を授与されました。



 認定書は、スポーツ省からの発行です。

 これでまた、知識の裏付けに基づいたスポーツ指導
 ができます。

 保護者も含めて障害の知識を持つ事で、自分の育て
 方が悪かったのではとか、遺伝、血筋の問題と悩む
 保護者の心の支えにもなります。

 チョンブリ県自閉症センターは、受け入れてくれる学
 校や施設の無い生活に困窮する、児童と保護者の
 居場所になっています。 

 センター連絡先
 センター長/アラヤー・デンセーン:araya-13@hotmail.com (タイ語)
 通訳翻訳ボランティア/清水誠治:shimizu@kohbyo.com  (タイ―日本語)

 いらっしゃいませセンターへ